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クロームブックを使ってみて

パソコンを買い換えた。Chromebookだ。以前は18インチのTOSHIBA ビジネス仕様のノートPCを使っていたが、新しく購入したのは10インチ。使い勝手が全く変わってしまった。慣れるだろうか。






買い換えた理由はWindowsに飽きたから。Windows10にアップデートされて以来、すごく使いにくく感じて、もうやだ。Windowsは卒業したいと思っていた。


Windowsの不満のひとつは、Cortanaというアシスタント機能だった。10にアップデートした途端、このCortanaとやらがタスクバーの検索窓に「何かご用はありませんか?」とうっすら表示されていた。ははーん。アップルのSiriみたいなもんだな?


一度使ってみるものの、それ以上は使いこなす気にはならなかった。だって検索したい文字を入力して、その文字が表示されるまで1分くらいかかるのだ。いやそれ以上だったかもしれない。探し物をしているのに反応が悪いと、余計にイライラしてしまう。半年ほど経ってから、PC内をよくよく見てみると、Cortana殿は非表示設定にできるのを知ってご退場いただいた。でもそれだけでは、Windowsイヤイヤ期を克服することができなかった。


次に買い換えようと思ったのがMacbookだ。Windowsとの互換性もあるし、ルックスもイケてるし。買い換えるならこれしかないと思っていた。しかし何かの拍子に、とあるブログでChromebookのことが書かれている記事を見つけた。何やら使いやすいらしい。よくよく読んでみると、えらく軽いそうじゃないか。しかも、最もストレスだった起動時間が早いとな。作業がサクサクできるって。ええよね、これ。絶対これにしようと思った。というのがChromebookに買い換えた理由だ。


思い立った手に入れずにはいられない。自分で買い物に行く時間がなくて娘に頼んだ。だが娘は店頭を見て、他のWindowsPCが良いと思ったそうだ。写真をとってLINEしてきた。私は即座に「それ違うねん。Chromebookやねん」と返信。しばらくするとまた写真を送ってきた。別のWindowsPCだった。だから「それ違うねん。Chromebookやねん」と返信。やっと本命のChromebookを見つけたようで、心配になったのか写真を送ってきて電話までかけてきた。「それそれ。それやで。買っといて」。お値段なんと税別で35,800円なり。やすーい!


こうして私は念願のChromebookを手に入れたものの、購入してからも不満だらけのWindows PCを使っていた。毎日、何かしらの締め切りに追われていたので、新しいPCは使わずじまいで1週間以上、放置していた。パッケージさえ開けていなかった。PCのデータ移動って面倒くさいんだもん。なんやかんやで、ずるずると先延ばしにしてきた新しいPC、Chromebookのご開帳。箱を開けたら、PCが不織布に包まれて入ったいた。不織布をそっと取り外すとPCの小さいボディが現れた。想像よりも小さかった。「タブレット使うのと変わらんよね?」というのが第一の感想。


説明書まで小さくてペラペラ。サイズ感わかりやすくするためにUSBを置いてみた。

老眼ゆえ、小さいものは避けている。Small is no good.(←小さいダメあるよ。みたいなハチャメチャすぎる英語)


インターネットの文字設定はもちろんデカイ文字にしている。なのに、このChromebookときたらボディがエラく小さいじゃないか。キーボード打ちにくそう。


若干、不満に思ったのは確か。しかしその不満を上回る感動が待っていたのだ。パカッと開いてGoogleのIDでログインしてすぐに起動する。すぐに使える。ややこしいセッティングは何もいらない。ものの1分と立たずに操作できるのだ。なんという簡単さ!


Windowsならデスクトップ上に最初からいろんなアイコンがあるけど、このPCはGoogle Chromeとgmail、ドキュメント、YouTubeのアイコンのみ。超〜シンプル。それ以外は何もないのだ。

なぜこんなに簡単かというと、すべてChromeのブラウザを通じて作業するから。たとえばgmailのアイコンを押してもChromeのブラウザが開く。ローカルにはアプリがないってことなのかな?難しいことはよくわからないけど。とにかく、予想以上にシンプルで大満足している。この潔いまでの削ぎ落とし方。素敵だ。


シンプルさに徹したGoogleのChromebookは、OSが違うから、今までのファイルが今まで通りに使えない。例えばWordとかExcelとかも全てGoogleのアプリになる。あるいはマイクロソフトのオンライン(Office365だっけ?)を使用してブラウザ上で作業することになる。Chromebook使いたきゃ、Googleのアプリを使えよと。


GoogleのアプリやマイクロソフトのオンラインアプリはWindowsを愛用していた頃から使っていたが、使い慣れないから結局のところPCにインストールされてるマイクロソフトのWordやらExcelやらを使っていた。もっというと、オフィス系ソフトはマイクロソフト派だった。キングソフトじゃダメなのだ。Open Officeでもダメなのだ。両方とも使用したことはある。


Chromebookに転換すると決めたとき、Googleのアプリに慣れなくちゃいけないとは、覚悟していたよ。でもローカルにあるソフトを使ってデスクトップで作業ができると思っていたので、それができないことについては少々期待はずれだ。全部ブラウザ上で作業するのに慣れるのは時間がかかりそう。


そういうちょっとした不便はあるけれど、それを差し引いても満足度は高い。だってWindowsから卒業できたから!!タブレットとしての使い勝手は十分だ。Google Playのアプリを利用できるのはかなり便利。私のスマホはAndroidなので同期化して使うのにもちょうど良い。


と言いつつ、現状、メインPCとして使うのはどうかな…という迷いもある。しばらく使ってから考えよう。

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上記は開封して一番最初に書いたテキスト。すでに1ヶ月以上経過し、ようやく使い慣れてきた。やっぱりメインPCとしては大分不便かな〜。感想としては

【気に入っている点】
●早い
●軽い
●タブレット代わりに重宝する

【不便な点】
●プロバイダのカスタマーサービスの人はChromeOSの知識がなくて困った。未解決のまま。
●グーグルドキュメントやスプレッドシートはマイクロソフトOfficeの方が便利
●ワイヤレスマウスが時々反応しなくなる
●単語登録ができない(できるかもしれないけど、まだ試していない)

そんな感じです。なんだかんだ言っても慣れてきたから使い続けてます。

一番不便に感じたのは、プロバイダのカスタマーサービスの人が対応しきれなかったことですね。「今までこれこれこういう設定ができたんですけど、どうすればいいでしょうか」と聞いても向こうが答えられないんですもの。メールが普通に使えなくて、本当に困っています。

こういうこともあるから、プロバイダのメールをメインに使うのは避けた方がいいですね。モバイルルーターとか月額も安いですし、サーバー借りてネット環境を変えた方が良いのかなと検討しているところです。かれこれ15年以上は使っているプロバイダさんだけに、ちょっと残念でした。

まあ、それほどChromeOSはユーザーが少ないということでしょうね。あなたのアクセス解析にChromeOSが訪れた形跡があったら、もしかしたら私かもしれませんよ。

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